2014/03/18

ちょっと軍艦島まで行って来た。

軍艦島(端島・長崎県)


写真撮りに軍艦島(端島)へ。

崩落の危険もあるため島への立ち入りは禁止されていたけども、5年前に見学通路が整備されて島の南側の一部のみ立ち入りが許可されて以降、廃墟ブームの影響もあって上陸ツアーは盛況らしい。
私も平日に行ったのだけど、定員140人の朝9時出港分でも満席近い状態だった。



立ち入りが禁止されていた、といっても魚釣りする人には軍艦島釣りは昔から愛好家がいるようで、島内部は昔は三菱、今は長崎市の管轄だけど、外側に関しては特に制約がないらしい。
今も立ち入り禁止地区はよっぽどの理由がなければ立ち入り許可は降りないらしいが、魚釣りついでかわからないけど不法侵入する人も後をたたないそうだ。

1年でおおよそ100日上陸できるみたいなんだけど、伊王島(長崎)からの出港時に風が強くて波が高くて接岸できるかわからないといわれる(´・ω・`)
ここは日頃の行いが報われることを祈るしかない。


ドルフィン桟橋

係員さんたちが総出で船を押さえつけて、なんとか上陸。
それでも降りるときに揺れでふっとばされそうになるくらいだったから、押さえつけてないともっとひどいんだろうなぁ。


総合事務所・二坑口桟橋跡


島の形が軍艦に見えるから通称・軍艦島。
でも元は岩礁らしく、岩礁の周りを埋め立てて炭鉱施設や住居施設で埋め尽くした結果、今の形になったみたい。
当時は東京の人口を大きく超えるほどの人がこの島に住んでいたらしく娯楽施設も充実してて、島の灯りが消えることがなかったから灯台も当時は必要なかったそう。
(灯台は住民がいなくなって島の灯りが消えたために、建てられた)
炭鉱閉山に伴って約3ヶ月で全ての住民が島を出て行くことになり、中を見ることは出来ないけど建物の中に生活品がまだそのまま残されているのも、慌ただしく追い出されてしまったせいなのかなとも思う。



鉱員社宅跡(調査員が入ってました)


端島は台風がよく直撃するところでもあって、台風時にはこの建物を超えるような波が打ち付けられることもあるそうで…「人が住むマンションを波からブロックするためのマンション」が存在するようなとこでもある。
そんなところなので、長年の潮風と波などでどんどん崩壊が進んでいて、今年の夏にでかい台風が直撃すれば倒壊してしまうところも残念ながらあるだろうと、ガイドの人はいう。
世界遺産に登録を目指して活動も活発化してるとのことなので、登録されて欲しいなぁ(´・ω・`)

立入禁止の箇所にはGoogleのストリートビューが入ってるので、興味のある方はこちらへ。
Google Japan Blog: "軍艦島”をストリートビューで歩いてみよう


2014/03/18

2 件のコメント:

  1. セツ【塵芥】2014/03/22 22:39:00

    ここ一度行ってみたいと思ってるところですね。

    なんともいえない不思議な雰囲気・・・

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  2. 観光通路からじゃ全然物足りないよ~
    現地に立ってみると、やっぱり奥に入って行きたいって気持ちはわかるね…
    私は今回乗れなかったけど、もし行く機会があれば、島の外周を回ってから上陸するツアーもあるからそっちがおすすめかな。
    本当は外周側の形が軍艦島と言われる所以らしいんだけど、観光通路からじゃ全く見えないからね(´・ω:;.:...

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